会食・出張・寝不足でもリバウンドなし!忙しいCEOのための「タイパ最強」メタボ脱却ルーティン
- 鈴木龍介

- 6月1日
- 読了時間: 4分
前回の記事では、「社長のメタボ放置は、会社の資金繰り悪化(黒字倒産)のリスクと同じである」という、少し耳の痛いお話をしました。
「重要性はわかった。でも、毎日忙しいし、付き合いの会食も多い。運動する時間なんてどこにあるんだ!」 そんな声が全国の社長室から聞こえてきそうです(笑)。
そこで今回は、循環器の専門医であり、効率性を重視する中小企業診断士でもある私が、「時間対効果(タイパ)が最も高い、ビジネスパーソンのための健康投資ルーティン」を伝授します。
過酷なスケジュールをこなす経営者の皆様、「時間がない」という言い訳は、今日で終わりです!
1. 食事マネジメント:会食もOK!「過剰在庫」を抱えない黄金律
経営者のビジネスは会食から生まれることも多いもの。それを「行くな」とは言いません。大事なのは、選び方と量です。
「腹八分目」は、無駄な過剰在庫を持たない経営と同じ 満腹まで食べるのは、倉庫に売れない在庫を詰め込むようなものです。体の中に余剰なエネルギー(在庫)を溜め込めば、それは「内臓脂肪」という不良債権に変わります。常に「あと少し食べられる」の八分目で抑えるのが、胃腸と血管のスマートな経営です。
会食時のメニュー選びの黄金律 基本は「油物(脂質)」と「締め(炭水化物)」の同時摂取を避けること。 刺身、焼き鳥(塩)、お浸しなど、素材に近い「和食ベース」を選べば、バランスの良い食事が自然と叶います。そして、コースの最後の「ラーメン」「雑炊」「デザート」という、血管にトドメを刺す糖質の誘惑は、勇気を持ってパス(または一口だけ)しましょう。もしくは、月に1回くらいは、ご褒美としてOK。
2. 運動マネジメント:ジム不要!日常の移動を「究極の健康投資」に変える
「運動のためにまとまった時間を確保する」という発想自体が、タイパを悪くしています。日常のルーティンに運動を組み込む「インフラ化」が正解です。
通勤時間を丸ごと「有酸素運動」に変える自転車通勤のススメ ジムに行く時間がないなら、通勤時間をジム化してしまいましょう。自転車は膝や関節への負担が少なく、心拍数を適度に保ちながら長く続けられる最高の有酸素運動です。循環器医の視点からも、内臓脂肪の燃焼や血管の若返りに強くおすすめします。 満員電車や渋滞のストレスから解放され、朝の新鮮な空気を切って走ることで脳がクリアになり、午前中の仕事の生産性(パフォーマンス)も劇的に向上します。まずは週1回、あるいはシェアサイクルで「一駅分だけ」から始めてみるのも手です。
駅やオフィスの階段は「無料のレッグプレス」 エスカレーターを横目に、階段を1段飛ばしで登ってみてください。これだけで、体の中で最も大きな筋肉である太ももの大腿四頭筋が刺激され、即座に「スクワット」と同じ効果が得られます。
移動スピードを1.2倍にする 次のアポへの移動時、歩く速度を普段の1.2倍に上げて「早歩き」にするだけで、立派な有酸素運動(脂肪燃焼)になります。ジムに1時間こもるより、毎日の移動の「密度」を上げる方が、経営者のタイムマネジメントとしては圧倒的に効率的です。
3. リスク排除:お酒とタバコは「ストレスという経営課題」の代替行為
循環器医としてはっきり申し上げます。タバコは百害あって一利なし(即座に血管を傷つけます)、お酒は適量を超えれば中性脂肪と血圧を爆上げするリスク要因です。「やめられない」と言う方の多くは、実は依存ではなく「ストレスの出口」がそこにしかない状態に陥っています。
「お酒・タバコを減らす」ではなく「ストレスを減らす」が正解 経営の不調という「根本原因」を放置して、表面の数字だけを取り繕っても意味がないのと同じです。お酒やタバコが増えているときは、タスクオーバーやプレッシャーによるストレス(根本原因)が限界に達しているサイン。お酒やタバコでストレスを誤魔化しているだけです。気持ちのストレスは減るかもしれませんが、反対に体にストレス与えています。
タスクのデリゲーション(権限移譲)を まずはご自身の仕事を整理し、右腕となる社員に権限を移譲(デリゲーション)して、社長自身の「心の余白」を作りましょう。ストレスが減れば、脳がドーパミン(快楽)を求めてタバコや深酒に逃げる必要が自然となくなっていきます。
結論:健康管理は「最強の事業投資」である
食事を少し整える、移動で筋肉を使う、ストレスの根本を解決して嗜好品を減らす。 これらはすべて、特別な道具も時間も必要ありません。今すぐ始められる「コストゼロ・タイパ最強の事業投資」です。
社長の体が健康になれば、脳のパフォーマンスが上がり、結果として会社の業績も上がります。
「最近、ちょっと体が重いな」「お酒が手放せないな」と感じている経営者の方、まずは明日、エレベーターではなく階段を使うことから、新しい投資を始めてみませんか?
ご自身の健康数値や、ストレスコントロールの仕組みづくりに悩んだら、いつでも「経営と健康の専門家」である私にご相談ください。
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