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【産業医×中小企業診断士が斬る】1件の重大事故の裏にある「300の悲鳴」。ヒヤリハットを「宝の山」に変える経営者の視点

  • 執筆者の写真: 鈴木龍介
    鈴木龍介
  • 17 時間前
  • 読了時間: 2分

【第2回】ハインリッヒの法則と「宝の山」


こんにちは。産業医・中小企業診断士の鈴木龍介です。 第2回の今回は、労働安全衛生の超・基本法則であり、経営のあらゆるリスク管理に通じる「ハインリッヒの法則」についてお話しします。


1:29:300の法則

労働災害の分野には「1件の重大事故の裏には、29件の軽微な事故があり、さらにその裏には300件のヒヤリハット(ヒヤッとした、ハッとした出来事)が隠れている」という法則があります。

循環器専門医としての私の実感とも完全に一致します。突然の「心筋梗塞(1の重大事故)」の前には、胸の違和感や息切れ(29の軽微な症状)があり、さらにその前には数年間の高血圧やメタボの放置(300のヒヤリハット)が必ず存在します。突然起きる事故など、この世に一つもないのです。


ヒヤリハットは「無料の経営コンサルティング」

現場で起きる「ヒヤリハット(例えば、資材につまずきそうになった、発注の桁を間違えそうになった等)」を、「ああ、事故にならなくて良かった」で終わらせてはいけません。

中小企業診断士の視点で言えば、これらは組織の欠陥を無料で教えてくれる「宝の山(無料のコンサルティングレポート)」です。 重大な事故やクレームになってから数百万、数千万円の損害賠償を払う前に、300件のヒヤリハットの段階で「動線を変えよう」「システムの入力画面を改修しよう」と手を打てる組織だけが、危機を未然に防ぎ、利益を守り抜くことができるのです。

 
 
 

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